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奈岐編 注釈二

1-2-7-5 2-1-1-1
状況
戦う鼎、穢れを追い払う
駆けつけて来る巫女候補達、事後処理へ
時間
場所
設定
・携帯電話が通じる (神住が学園長と連絡を取る)
伏線(大)
伏線(小) f9-1, 星霊石に宿る魂

“初めて感じるものなのに、私はコレを知っている。”

“呼吸を整え、不思議と手に馴染む剣の切っ先を向ける。”
f3-3, 末来と鼎の関係

“末来さんが微笑み、私の頭を優しく撫でてくれる。

末来「保護者のようなものだよ」

ちょっと驚いてしまったけど、
末来さんにこうされるとなんだか気持ちが落ち着く。”

(中文は、鼎との関係を尋ねられて)
テキスト
T9-1, 力の葛藤

“ずしりとした重みを感じる両刃の剣――
その鋭い刃先は肌や肉をいとも簡単に切り裂いてしまうだろう。

今、誰かを傷つけ、殺めてしまえるだけの力が私の手にある。

だからこそ、この剣に重みを感じたのだろうか?

それだけの力はとても重い――
でも、そう感じるからこそ、出来ることもある。”

⇒力の取り扱いについてのある種の葛藤は、
八弥子ルートへの前振りとなっている

T3-3-2言葉遣い

“お母さん、私はどこまでも諦めないよ。”
T10-1, 親子関係 / F13-1, 鼎の資質

末来“「――彼女は特別だよ」”

“「そう、特別なんだ。とてもね」”

⇒巫女候補としても、末来との関係においても

T5-5, 娘を戦わせたくない末来 / F13-2, 鼎の資質

末来“「そう――これでもう本当に引き返せないね」”

末来“「――それにしても、
最初からここまで出来るなんて」”

“ただ末来さんが戦闘の痕を見て、
どこか悲しげに目を伏せる”

脚本
演技
演出
作画
補足
⇒由布と神住の関係にも着目。
力の収束の後にも、必死に由布を探す辺りに
神住の抱く特別な感情が伺える

・宗家の事を口走る縁子、恵の家柄について仄めかす






2-1-1-2 2-1-2-1 2-1-2-2
状況
櫻井に報告する神住。櫻井、鼎の処遇を検討
鼎に寮の案内をする神住、
付き添う縁子
回想(2-1-1-2)
時間
場所
学園長室
寮前
学園長室
設定
伏線(大)
F13-3, 鼎の資質 / H1-3, 娘を守る末来
F11-2, 頼継の計画
F12-2,
未来と末来の計画


末来“「もし松籟会が動いたとしても……
彼女を引き渡してはいけない」

「鼎には他の誰よりも素質がある。
学園側で保護するべきだ」”

櫻井「その言葉を松籟会が
鵜呑みにしてくれるとでも?」

末来“「鵜呑みにさせてみせる」


⇒末来さんには珍しく、少々強めの語気。
娘を守る為と、因習を断ち切りたい。

後に情報を総合すると解かるが、
頼継が松籟会の首脳部を牽制したのだろう

F13-4, 鼎の資質
H1-4, 娘を守る末来
F11-3, 頼継の計画

・島に滞在の許可
・転入も認められた

伏線(小)
テキスト
T3-2, 血の宿命 / H3-2, 櫻井の葛藤

櫻井“「穏便に島を出てくれれば、
と思っていたのですが――
血の為せる業でしょうか、高遠鼎さん?」”

推論二, 末来と未来の計画、
頼継の計画


“松籟会の人達がまた
何かしたのかもしれないし、
姿を見せない理事長が
働きかけてくれたのかも
しれない。”


脚本
⇒ワンシーンが長くなると、
途中で切って、後に回想として繋ぐ。
読み手に対するストレスコントロールがなされている

(1-1-8-1 脚本)

⇒これ以降に散見される、鼎に対する縁子の洗礼が、
心地良いストレスを生み出している。
これは皮肉ではなく、必要かつ良い意味で。
この排他性が、島という閉ざされた
空間性を演出(象徴)している

演技
演出
作画
補足
・縁子の口から
星霊石の名が出る






2-1-2-3 2-1-3-1
状況
鼎に寮の案内をする神住、付き添う縁子 由布の着替えに遭遇。自己紹介他
時間
昼 ~ 夕
場所
寮前 ~ 寮・ロビー ~ 寮・廊下
寮・自室
設定
・崎曄女学園に属するのは、特別な家柄のみ
・星霊石を所持し、扱える者は少数。学園でもさらに特別な存在
・そこに外の人間を入れる事は普通無い
・勾玉が星霊石だと判明 (この時点で鼎に)
・素質のある者しか扱えず、巫女候補としての条件である
・御花会は巫女候補によって構成、鼎も所属する事になった
・そこで必要最低限の知識を学ぶ、星霊石の使用も含めて
・巫女の資質がある子は島から出られない
・故に物心ついた頃から互いに顔見知り
・島の外に出ようとすると死ぬ(という話)
恵たち島の子は小さい頃から言い聞かされてきた上、
実際に瀕死で戻った候補がいた

⇒ 星霊石の欠片で無効化可能 (H5)
伏線(大)
伏線(小) f6-2, 名簿の伏線

由布“「でも高遠なんて家を聞いたことが
無いわ。巫女の記録を辿れば見つかるかも
だけど……私の知る限りだと……」”

⇒奈岐編決戦前になって、頼継の口から
改姓前の名字が諏訪であると判明する
テキスト
疑問三, 島の呪い

“納得は出来たけど、どうして私は無事なんだろう?

巫女としての資質があると言われてるのに……
うーん?”

(考える暇さえなく、御花会の会合へと急かされる)


⇒(
10-2-6)にあるように、勾玉の力。
他の星霊石や、欠片とは異なる事は(11-2-1)
脚本
演技
演出
作画
補足
・縁子は、苛立つと爪を噛む事がある
・神住、鼎が由布と相部屋だと再認すると、急に余所余所しくなる
⇒神住が由布に対して特別な感情を抱いているのが解かる






2-1-3-2 2-1-4-1
状況
由布と恵、鼎の友人となる 御花会の会合に向かう。各家の紹介、場の空気が悪くなる
時間

場所
食堂
設定
・宗家とは、巫女を多数輩出した家柄を指す。
風間、三輪、遠山がそれに当たる


・御花会は、巫女を選抜する為に作られた。
知識と教養、巫女としての力を学ぶ場でもある
・神住が御花会をまとめている

⇒宗家の最上級生だからだろう

・真琴の母は巫女であった
・中村家は松籟会に連なる家柄

・保科家は分家、歴史も浅い

・鬼子とは、親に似ず生まれた子の俗称
伏線(大)
伏線(小) f10-1, 松籟会からの逃亡生活

鼎“「私の場合ね、小さい頃から引っ越しとか多くて、
幼なじみも親しい友達も出来なかったから……いいなぁって」”

⇒鼎には知らされていないが、
松籟会の追手から逃れる為だと推測される
f3-5, 末来と鼎の関係

“私服姿は本当に若い頃のお母さん瓜二つの末来さん。

その姿を見る度にどこか安堵してしまうけれど……
学園に入った以上は先輩なんだし、しっかりしないと。”
テキスト
脚本
f1-3, 末来介入 / f3-4, 末来と鼎の関係 / T7-2, 天然な末来
F5-3, 他人の振りをする末来 / f6-3, 鼎を知っている末来
H1-5, 娘を守る末来
T6-4, 娘の世話を焼く末来 / T10-2, 親子関係

由布“「それにあの末来先輩が、そこまで人助けに
動いてくれるなんてちょっと意外だわ」”

由布“「優しい先輩だけれど、
基本は我関せず……ちょっと天然だしね」”

(鼎がこれまでの経緯を話すの受けて)

⇒末来の鼎に対する姿勢や外見的特徴、
言葉遣い等から、読み手は母親だろうとは思うが、
鼎の出生の秘密へと至るまでは決定打にはならない

⇒脚本術において、ミスリードは読み手の
知りたいという欲求を強め、物語への参加を促す。
ここでは同時に、末来さんの持つ
掴み難いミステリアスさを演出している
演技
演出
作画
補足
・由布と同室の件で、鼎を快く思わない神住

⇒欠席の真琴は、松籟会とコンタクトを取っていたのだろう






2-1-4-2 2-1-4-3
状況
時間
場所
設定
伏線(大)
伏線(小) f5-3, 鬼子

・奈岐は鬼子として在籍
・奈岐に巫女になる気は無い
・奈岐の御花会のサボリはいつもの事

⇒穢れの調査を独自に行っている

f11-1, 末来と櫻井の協力関係
f12-1, 末来の真実
f12-1-1, 末来の実力

・末来、巫女として卓越した力を持つ
・片倉家は櫻井家の分家

⇒末来さんには、戸籍やら何やらが
必要であったと思われる

f12-2, 末来の真実

末来“「家柄なんか関係ないよ。ボクは思う、
キミたちがここで伸び伸びとくらしてれれば」”

(11-1-2)

追記:2015/09/06
⇒島で生まれた女の子は、魂が門に結び付けられる。

f13-1, 八弥子の力、境遇

・禰津家、巫女候補止まり、歴史あり、
巫女としての力に特化
f6-3, 名簿の伏線

縁子“「……ところで、高遠さんの家を調べさせて頂いたのですが、
この島で高遠という名で巫女に関わる者はいないようです」”

⇒奈岐編決戦前になって、頼継の口から
改姓前の名字が諏訪であると判明する
テキスト
T8-2, 神狼伝説

神住“「織戸伏の子供には色素の薄い子が
生まれるのですが、それを鬼子と呼びます。
またその鬼子は類い稀なる才能を以って、
巫女となる言い伝えがあるのですが……」”
F10-2, 家柄 / f13-2, 八弥子の力、境遇

縁子“「その力は――血カラ、その名の通り血から与えられるもの。
私達が家について拘る必要があるのは当然のことでは?」”

八弥子“「いつも思うけどね、そういう考えって嫌い。
家柄だけで全部決まっちゃうみたいじゃん」”

F9-6, 巫女の真実

末来“「悪意は悪口を作る。悪意は穢れ。そして、悪意に満ちた
巫女は穢れてしまう。これ以上はダメだよ、縁子」”
脚本
演技
演出
作画
補足






2-1-5-1 2-1-6-1
状況
夜風に当たる鼎。真琴と昌次郎、互いに牽制
奈岐を追う鼎、会話
時間


場所
寮前
寮前 ~ 森
設定
・ここで真琴と昌次郎の会話から、
理事長の名前が頼継と判明する
・今年と来年は御三家(遠山・三輪・風間)が揃う稀な年
巫女の座争いは熾烈となる、故に鼎が歓迎されないのは当然
伏線(大)
伏線(小) f5-3, 鬼子の伏線

“色素の薄い肌、髪の色……。”

(森に消える奈岐を視て)

f7-2, 見鬼

奈岐“「はぁ……やむなしか」”

“淡く青い瞳で私を見上げ、その目がピタリと合う。

綺麗で吸いこまれそうな瞳が少しだけ揺れた。”

奈岐“「何と勘違いされたかは分からないが……実に心外だな」

まるで私の考えを見透かしたようにその少女が語った。”

⇒進んで見鬼で見ているわけではないのが解かる
テキスト
T1-8, 鼎の強い意志、母への想い
T17-1, 消え入るような鼎

“お母さんをみつける――ちゃんと目標はあるんだ。

だから今は前を向いて進もう。”

⇒昨日は真琴に命を狙われ、
今日は穢れとの戦い、そして縁子の洗礼。
流石の鼎も少し弱気になってしまう

推論三, 嵐の予感

鼎“「……松籟会……理事長……?」

私のことで動きがあって、それがまだ響いている?

違う……これからもっと大きな波になる可能性の方が高い”
T8-3, 神狼伝説

奈岐“「案ずるな、私は神狼の眷族にして、その力を
授かった者だ。ここで何と出くわそうが問題にもなるまい」”

T8-4, 神狼伝説

奈岐“「神狼の眷族たるもの、
造作も無い。調べれば済むことだ」”


T14-1, 鼎の人柄

鼎“「……余所者って感じで空気を悪くさせちゃってね。
その事でちょっと落ち込んでただけだよ」”

⇒他人を責めるより、自分を振り返る潔さ。
少々間が悪かったかも知れないが、無論、鼎に非は無い

T15-1, 奈岐の洞察

・巫女の制度が椅子取りゲームに過ぎないと喝破
脚本
奈岐“「そうか、お前がそう思うなら、今はそれでいい。
だが、居場所に困ったら、私を訪ねて来ればいい」”

“「夜の眷族は同胞を拒絶しない。決して、だ」”

⇒鼎の激動の二日間を共有した読み手は精神的に疲労し、
手を差し伸べてくれる奈岐を見て安らぎを覚える
演技
奈岐“「高遠鼎、嫌だと感じたら、逃げてしまえばいい。
お前の目的のため、御花会など必要だと思うか?」

鼎“「…………」”

⇒<そんな考え方もあるのか……>と思っている様な声音。
何かを発見したような、気付かされて不意に感心している
ような感覚を覚える


鼎“「私はそんな風にまだ開き直れないよ。やっと学園に
入れたんだし、まだみんなとは初めて会ったばかりだから」

「それに……逃げるっていうのは嫌だな」

奈岐“「…………」”

⇒何か戸惑いながらも気付かされたような小さな驚きと、
何かを理解したかのような安堵感に似たものを感じる
演出
作画
補足
H1-2-3, 松籟会の思惑 / F11-4, 頼継の計画
H5, 星霊石の欠片

昌次郎“「松籟会側では色々と画策していたようですが……
頼継様には全てお見通し、無駄な足掻きに過ぎません」”


“男性がポケットから何かを取り出し、少女に見せる”

昌次郎“「血の呪縛から逃れるためとはいえ、
このようなものを持ち出し、使い潰すとは……
よほどご老人方は焦っていらっしゃる」”

“男性の手に見える物は……石のような?”

・真琴に挑発されても全く動じない昌次郎
⇒頼継への忠義
⇒鼎と奈岐は、お互いに足りない物があって、
この時の二人を見ていると、惹かれ合うのが自然に思える






2-1-6-2
2-1-7
状況
穢れの存在を感じ、調査に向かう奈岐。気付かず寮に戻る鼎
心配する由布。仲裁に出られず悪く思う由布と恵。
恵の作ったサンドイッチを食べる鼎、しばし談笑。
学園生活を送る為の物資を受領。
(由布が代理で受け取ってくれていた)
寝付けない鼎、由布をからかう。
このパートの終了時に、オープニングムービーが挿入
時間
場所
寮・自室
設定
伏線(大)
伏線(小)
テキスト
脚本
演技
・掛け合いにおいて、間の取り方や声音がいかに重要かが解される

鼎“「さん……ねん……?」”

⇒心底何を言っているのか解からない、といった声音

奈岐“「……三年だが」”

⇒何故解からないのかが解からないといった様子

(鼎が小さいと言った後で)

奈岐“「否定こそしないが……言ってはならぬこともあるっ……!」

鼎“「わっ……わわっ、お、落ち着いて、くださいっ!」”

⇒“ください”の四文字に、何卒!(なにとぞっ!)
という感じのニュアンスが感じられる
演出
作画
補足
⇒“女の人とのキス”発言に敏感に反応した由布、
神住とのそれを想像したのかも知れない






2-2-1-1
2-2-1-2
状況
鼎、初登校。起床、食事、由布と恵と一緒に登校
転入初日の為、職員室へ向かう鼎。担任となる葉子に遭遇、教室へ
時間
三日目・朝

場所
寮・自室 ~ 校内・廊下
校内・廊下 ~ 教室
設定
・一般生徒からも、巫女候補は特別視
・巫女になる事は、島の子にとっては夢で憧れ
・縁子は朝に弱い ⇒ 後に重度のゲーマーだと発覚
・職員室は食堂の手前
・鼎達のクラスの人数は、二十人いるかどうか
・真琴は欠席 ⇒ 松籟会と接触しているのだろう
伏線(大)
伏線(小) f14-1, 葉子の実力

“間延びした口調の割には、
葉子先生の足取りや所作はきびきびしてる。”
テキスト
脚本
演技
演出
作画
補足






2-2-1-3
状況
巫女の基礎知識についてお復習い
時間
場所
教室
設定
・織戸伏島における巫女とは、伝承における火の玉を鎮めた一対の巫女を再現する役目を指す
・この巫女には星霊石を扱う特別な力が必要
・巫女を輩出した家系に星霊石は受け継がれる
・資質があると判断された場合、星霊石が授けられる
・その判断を行うのは、祭事を司る松籟会である
・星霊石は、巫女の資質を持つ子の魂の呼びかけに応え、力を授ける
・巫女が参加する祭事が行われるのは八月

・二人で無くてはならない理由、一対として魂そのものを表現するという決まり
・この魂は神道における概念で、荒魂(あらみたま)と和(にぎみたま)に当たる。故に一対で無くてはならない
・祭事が続くにつれ、一霊四魂(いちれいしこん)という考えが織戸伏島にも訪れる
・一霊四魂とは、心は四つの魂から成り立ち、一つの霊が取りまとめているという考え。
・その内訳は、荒魂(あらみたま)、和魂(にぎみたま)、幸魂(さちみたま)、奇魂(くしみたま)
・現在の祭事では、巫女は和魂ではなく、幸魂を体現していると言われている
・勇猛な荒魂に対し、愛情を示す幸魂を対にすることで、一対としてのバランスを表現
伏線(大)
伏線(小)
テキスト
疑問四, 力の必要性

“でも、大昔の火の玉を鎮めるお祭りにどうしてあんな力が必要になるんだろう?

葉子先生の授業はその後もしばらく続いたけれど、肝心の力の必要性については何も教えてくれなかった。”
脚本
⇒設定解説は、能力を扱う作品においては不可欠。
これは世界観の構築であり、ここを曖昧にしては、壮大な物語も砂上の楼閣となる。
何故だかは良く解からないが、不思議な力によって勝利し幸福を得た、という脚本に説得力や求心力は無い。
また、一般的な読み手に過剰な知識を要求してはならない。
自分だけが理解していれば良いのなら、世に出す必要は無い。
加えて、作中の人物が、特別な設定も無しに、あらゆる知識に精通していてはならない。

ここの脚本における優れた点は、以下の三つである。

一、
時と場所を弁えている
二、適切な仕方である (転入初日にお復習いという形で行うのは、違和感が無い)
三、過不足が無い (話題が二転三転したりしない、という事)
演技
演出
作画
補足






2-2-1-4 2-2-1-5
状況
勉学の自信を砕かれた鼎。昼休み、
縁子達の誘いを遠慮して食堂へ。八弥子と食事
食後のお茶を楽しむ二人
時間
三日目・昼
場所
カフェテラス
設定
・崎曄女学園の勉学は、都会より進んでいる
・再来週には中間考査

・由布、恵、縁子、神住はいつも昼食を共にしている
・校内の食堂はカフェテラス
・八弥子のオススメは日替わり海鮮丼
・朝一で学園に魚が届けられている
・漁師が一番美味しいという魚が、日替わりに使われている

・ガジの名前は、八弥子の頭をガジってしているから
⇒八弥子は痛くないようだ
・おまけが貰えるからガジだけでも食堂に来る
・ガジも八弥子も常連
・奈岐は、学園を基本サボり
・巫女候補であるにも関わらず、
見た事がない人の方が多い
・鬼子と言われている事を気にしている
・奈岐は、家の人に巫女になりたくない
とは言っていない
(優しいからだと、八弥子曰く)
伏線(大)
伏線(小)
テキスト
f13-3, 八弥子の力、境遇

八弥子 “「ナギっちはナギっちなんだから、
知らない人の話なんか
無視しちゃってもいいのにねー」”

(鬼子と言われている事を気にしている
という、奈岐についての話の後で)

⇒血の宿命に縛られる事の苦しみは
八弥子には痛い程に解かるのだろう
脚本
⇒先の設定解説は、読み手の頭に入りきらず、精神は疲労する。
同様にして、それが半分しか入らず、加えて
先に進んでいる勉学に疲労した鼎と精神的にシンクロする事で、
読み手は安心感を覚える (覚え切れなくても良いのだと思える)
(3-2-4 / 9-2-3 脚本)
演技
八弥子“「その中でも日替わりは一番美味しいって漁師さんが
言ってるのを料理してくれたもの! 一度食べると病み付きだよ」”

⇒文章には無いが、控え目な舌の音(ジュルリ)や、
幸福を感じている様な息遣いが追加されている。

台本にト書き(指示)があるなら、ライターかディレクターの仕事。
そうでないなら、声優のアドリブという事になる。こうした作品は
一般と違って、個別ブースで録音され、音響監督は付かない為。

いずれにせよ良いものだ。掛け合いが楽しくなる

鼎“「最高です、感服いたしましたっ」”

⇒ここも上記の様にアドリブで、
息遣い的に<ん~っ!>という声が付されている
演出
作画
補足






2-2-2 2-2-3-1
状況
食事を終え、教室へと向かう鼎。
廊下で垣間見た真琴を追う
御花会の会合。授業では教えない巫女の事を聞かされる鼎
時間
三日目・昼(放課後)
場所
廊下
中庭 ~ 森
設定
・奉納の戦いは、死の危険が伴う
・その代価として、巫女候補は学園で、
その家族は松籟会の庇護を受け、不自由なく生活
・巫女を選ぶのは、学園と松籟会
・穢れを祓うとは、穢れの命を奪う事 ⇒ 後に真の意味を知る
伏線(大)


F1-2, 戦の奉納

神住“「この島に火の玉が降って、異形のものと戦った女性達……
その様子を祭りの時に、一対の巫女が祠で再現します」

「巫女に選ばれたものが祭りで奉納するのは――戦闘です。
祭りの日にだけ現れる異形と戦って調伏すること」”

F9-7, 巫女の真実

末来“「あの穢れは悲しい存在。
そして、巫女には穢れを祓う力がある」”

F9-8, 巫女の真実

末来“「そうだね。これだけの巫女候補が集まっているんだ。
きっと穢れもやってくるよ」

鼎「それって……餌みたいなものです?」

末来「そうかもしれないね」

末来さんにしては、曖昧なことを言っていた。”

⇒立ち絵でも辛そうな表情をしている末来さんに注目

F9-9, 巫女の真実

“どこか遠くから悲鳴にも似た呼び声が聞こえてくる。”

伏線(小) f2-4, 勾玉の熱 / T1-9,母への想い

(真琴に腕を締められた時に)

“気付くと無意識のうちに握り締めていた
勾玉が熱を放っている”

⇒不安な時や、危機に際して勾玉に触れる事がある。
勾玉は、母との絆の象徴でもある為
テキスト
T10-3, 親子関係

末来“「みんな、もっと鼎の力を知るべきだ思う。鼎は特別なんだ」”

T1-9 ,鼎の強い意志

“でも、これからあの力を使っていくなら……
後でやるか今やるか、その違いだけ。

なら――。

鼎“「分かりました、やってみます」”

(鼎の存在を疎ましく思う、真琴や縁子、神住に力を証明すべく)
脚本
⇒真琴の存在が、
弛緩し始めた読み手に緊張感を与えている
演技
演出
作画
補足
真琴“「同じ巫女候補、その意味が理解出来るなら……
覚悟しておけ」”

⇒手段を選ばない点を除けば、鼎に似ている所がある。
言うまでも無く、母への想いが
それぞれを突き動かしているという事。

シナリオ的には、鼎の影としての役割があるのだろう。
二人の装束は良く似ていて、
当初は双子の設定等があったのかも知れない
H4, 末来の決意

末来“「巫女の力で穢れの命を奪うこと、それだけだよ」”

⇒末来さんが真実を口にしなかったのは、
初めは鼎を戦わせたくなかったからで、(T5)
この時には鼎の母への想いが本物だと解かっている為。(T1)

それに真実を伝えれば、鼎は嫌でも戦う道を選んでしまうだろう。
人の痛みが解かる子である事は鼎の行動を見れば解かる。(T4)

真実を伝えようとも、伝えなくとも、結果として戦う事になるのなら、
少しでも苦しみは少ない方が良い。

加えて、因習を断つには、今年は千載一遇の好機であり、
最初で最後のものとなる。両親に母を持つ純粋な巫女である鼎、
巫女の始祖とされる末来さん、二人の鬼子、昌次郎を筆頭とする
本土の修験者、巫女の力に特化した禰津家。
御三家や中村家など。かつて無い戦力と知力が揃っている。

鼎が、母に会う事を心から望み、その過程で真実を知り、
それでもなお戦おうとするなら、それは自分の意志である (T2)






2-2-3-2
2-2-3-3
状況
巫女の気配に惹かれて、穢れが現われる。祓う鼎 巫女の話の続きをする神住。鼎、決意を胸に
時間
場所
設定
・祓われた穢れの身体からは、光の球が溢れ出し中空に溶けていく
⇒魂は門へと還り、穢れに再構成される (11-N)

・生命活動の停止と共に穢れが空に還る、というのは松籟会の教え
⇒松籟会に連なる家柄の真琴が口にする為
・儀式で死なない為に、巫女候補は
御花会で能力を上げる必要がある
・故に、実戦形式の模擬戦を行う
・これは松籟会にモニターされ、
巫女選びの指標にもなる

・松籟会は、穢れ退治に関わった家で構成
・祭りを取り仕切る
・祭りというのは意外に複雑であり、
一部は形骸化しているが、
何をするべきなのかを伝承する必要がある

・理事長が鬼子であると、
この時点で八弥子から語られる

・誰と誰が一対になるのかは、
後日に松籟会から学園長に伝達される
伏線(大)
F9-10, 巫女の真実 / H4, 末来の決意 / T4-4, 鼎の優しさと強さと公平さ

“穢れ――人型をした生物を、私は本当に殺すことが出来るのか?

下半身の布や、仮面のような装飾。

化物らしい姿ではあるが、やはり人為的な何かを感じてしまう。

末来「鼎、戸惑ってはいけない――穢れは苦しんでいるんだ。
その苦しみから祓ってあげられるのは巫女だけだ」

アレは化物だ。巫女の力で祓うことで救われる存在なんだ。

自分の中で幾度も言葉を繰り返し、剣を持つ手に力を籠める。”

鼎“「祓え、祓うんだ……巫女として……祓えっ!」”

⇒自らの命を狙ってくる化物相手にすら、命を絶つ事に躊躇いを覚えている
伏線(小)
テキスト
T6-5, 娘の世話を焼く末来 / T7-3, 天然な末来
T10-4, 親子関係 / f3-6, 末来と鼎の関係

末来“「八弥子、交代」”

“私を抱きしめている八弥子さんを横に置いて、
末来さんから再び頭をよしよしと撫でられてしまう。”

末来“「よく頑張ったね、鼎」

鼎「……あ」

その言葉とその姿がお母さんに重なって、思わず息が漏れる。

神住「……片倉先輩は彼女の頭を撫でるのにお忙しいので?」

末来「うん」”
T1-10, 鼎の強い意志、母への想い
f2-5, 勾玉の熱

鼎“「お母さん……」

お母さんがこの島にいるなら――。

このまま巫女に選ばれるように、
進み続ければ……
末来さんが教えてくれた真実に、
お母さんのところに辿り着ける。

今はそう信じながら、
まだ熱が残る勾玉を強く抱きしめた。”

⇒勾玉は、母との絆の象徴でもある
脚本
⇒伏線の回収に回想の併せ
(1-2-7-4 脚本)
演技
⇒“よく頑張ったね”の後の、“鼎”という呼びかけに、愛しさが込められている

⇒“交代”という言葉の所、少々ふくれた様な声音が良い
演出
作画
補足






2-2-4 2-3
状況
昌次郎、頼継に鼎の事を報告
学園長との面談、一対の相手を選定する参考に
時間
三日目・夜
(三 + 数日)目・(朝 or 昼)
場所
学園長室
設定
・真琴の島外での活動に際し、用いた星霊石の欠片は高純度
・鼎の基礎能力は、他の者の数倍以上。(現状では力業に過ぎない)
伏線(大)
F11-5, 頼継の計画 / 推論二, 頼継の計画

頼継“「さすがだねぇ、この時を待っていた甲斐があったよ」

「あぁ、ようやく……始まったよ……」

「もうすぐだからね……待ってて……」”

⇒<姉さん……>と続けたのだろう(心の中で)
伏線(小)
テキスト
TXX, 理解されないイラ立ち

頼継“「昌次郎、そうじゃないよ。僕は彼女が巫女として
どうなってるかって聞いてるんだよ? わっかんないかなぁ?」”

⇒相手の思っている事が分かる頼継(鬼子)にとって、
普通の人間との意思疎通が煩わしい
脚本
演技
演出
作画
補足
追記:2015/10/17

頼継“「それよりさ、高遠鼎、どうなってる? 学園楽しんでる?」

昌次郎「それは……さすがと言いましょうか、
既に御花会の面子とも打ち解け始めており――」

頼継“「昌次郎、そうじゃないよ。僕は彼女が巫女として
どうなってるかって聞いてるんだよ? わっかんないかなぁ?」

昌次郎「っ……失礼いたしました。既に二度、巫女の力を使い、
穢れとの実戦を経験しております」

頼継「へぇ~、やるじゃん。それで感触は?」

昌次郎「戦闘こそまだ力業ではありますが、基礎能力は
他の者よりも数倍以上と見てもよろしいかと」

頼継「さすがだねぇ、この時を待っていた甲斐があったよ」

「あとは高遠鼎が誰と組むか――面白いことになりそうだね」

昌次郎「私には頼継様は既に高遠鼎がどの巫女候補と組み、
どう動くか、それがもう見えているように思えます」”

⇒ 昌次郎の“
さすがと言いましょうか”にも、未来の存在が感じ取れる。

この時はまだ、頼継が鼎に対してどういう存在であるのかは判らない。
奈岐ルートだけだと、最初から贄にするつもりでいたように見えてしまう。






2-4-1
2-4-2-1
状況
中間考査終了。由布と恵のフォローもあって、赤点は避けられた。
これまでの間に、御花会での練習もこなした。一対の相手を通達
消えた奈岐を捜しに行く八弥子と鼎。
真琴の宣言の為、そちらへ行く八弥子。
鼎、ガジと共に奈岐を捜す
時間
三週間目・昼休み
場所
正門前 ~ 学園長室
廊下 ~ カフェテラス ~
廊下 ~ 正門前
設定
・戦いの奉納は、年に一度のみ立ち入りが許される禁断の祠の前で行われる
・これは二百年前の戦いの再現として、穢れと戦う

・巫女の力を充分に発揮するには、一対の存在で戦うことが必要
・末来を除く巫女候補八人の中から、巫女に選ばれた内の誰かが
祭りに参加できない事となった場合、末来が巫女として一対となる
・学園の周りは森ばかり
・八弥子も、巫女への拘りは無い
・奈岐はカフェテラスに来た事が無い
・ガジは返事だけは立派
・奈岐の食は細そう(鼎曰く)
伏線(大)
F9-11, 巫女の真実

櫻井“「その辺りになさい、悪意は穢れを生みますよ」”
伏線(小) f15-1, 奈岐の技、“霞”(かすみ)

“今し方までいた気がする小さい人影が忽然と姿を消していた。”

f12-3, 末来の真実
f12-1-2, 末来の実力
f11-2, 末来と櫻井の協力関係
(H7, 候補外の末来)

櫻井“「彼女の実力は誰がパートナーであっても、
問題無いほどの力を持ってます」”
テキスト
脚本
演技
由布“「ね、姉さまっ……!」

神住「ええ、共に一対の巫女を目指し頑張りましょうね、由布?」

「はいっ!」”

⇒心底嬉しそうな、感極まったような由布の声が印象的
演出
作画
補足
H7-1, 候補外の末来

“巫女候補総勢八人が一列に並ぶ”

“ここに呼び出されている時点で気付いてはいたけど、
私もちゃんと候補として参加出来ることに違いないらしい。”


⇒末来さんは候補ではない。選ばれた一対の巫女から、
何らかの理由で欠員が出た場合、末来さんが補う事となる
・八弥子に対し、ペアではなく、
独りで戦う事を申し出る真琴

⇒鼎を狙う時に、八弥子に介入
されないようにする為か
(5-2-1)






2-4-2-2 2-4-2-3
状況
鼎、ガジと共に奈岐を捜す為、森へ 奈岐に遭遇。模擬戦や松籟会の狙いについて聞かされる。
奈岐自身は模擬戦に出るつもりも、候補として戦う気も無いと言う
時間
三週間目・昼 ~ 夜 三週間目・夜
場所
車道 ~ 森
森・開けた場所
設定
・甘やかされてガジの野生の勘は死んでいる
・ガジは子猫
伏線(大)
伏線(小)
テキスト
T1-11, 鼎の強い意志、母への想い

“片手でお母さんがくれた勾玉を握りしめ、
空いた手で今のところまったく
役に立っていないガジを抱く。”

(森の中で道に迷い、穢れ等の雰囲気に呑まれて)

T1-6-2, 鼎の判断力

“向山先輩の名前を呼ぼうとした言葉を呑みこむ。

下手に声を上げれば、
穢れに気付かれるんじゃないだろうか?”

勾玉――星霊石の力で退ければいいんだろうけど、
相手は正体不明、底が知れない。

一匹や二匹ならまだしも、それ以上の数に囲まれれば、
その対応は格段に難しくなる。

まして今の私は言ってしまえば迷子の身――
必要以上の体力は使いたくない。

お昼ご飯も食べてないし。”
T15-2, 奈岐の洞察、微かな自嘲

奈岐“「深く考える必要は無い。魂の位置づけに関しても、
松籟会が考える演出の一つに過ぎない」

「ただ巫女の力を存分に発揮するには、
一対の存在が必要になることだけは確かだ」

「人、一人の魂では使いこなせない力――それが巫女の力。
そういうことなのだと私は考えている」

向山先輩は私から不意に視線を逸らすと、
苦笑するように口元を歪ませた”

⇒それ(巫女の力の本質)が解かっていながら、
どうすることも出来ない孤独な自分を嘲っているように思える

T15-3, 奈岐の洞察

奈岐“「一対の巫女候補は模擬戦を通して、巫女としての適正を
松籟会の杓子定規で判断し、正式な巫女を選出する」”

“「模擬戦の勝敗だけでなく、奴らの判断がそこに入るわけだ。
どうすれば織戸伏に住む者達の信頼を集めることが出来るか。
それをたっぷりと考慮した上でな」

鼎「先輩、それって椅子取りでもなんでもないような……」

奈岐「宗家の人間にとっては滑稽な椅子取りゲームになる。
今年は遠山家と風間家が組んでいる以上、
波風が立つことはないだろうが……」”

T1-12, 鼎の強い意志、母への想い

鼎“「向山先輩、私はお母さんの事が知りたくて、
この島まで来たんです」

「巫女になって、お母さんが島で何をしているのか、
それを確かめたくて……織戸伏に来たんです」

「家柄とか、松籟会の利権とか、そんなことで諦めたくないです」”

T15-4, 奈岐の洞察

奈岐“「――松籟会の望む巫女には興味が無い、
とだけ言っておこう」”

T8-5, 神狼伝説 / 穢れの調査

奈岐“「月が……呼んでいる。急ぐ必要がありそうだ」”

“「止めても無駄だ。私の進む道は――私に与えられた使命。
それが例え荊の道であろうとも、進むほかに――」”
脚本
演技
奈岐“「…………」”

(奈岐の小芝居に付き合わない鼎に対して上げた声)

⇒<ぅんぅうっ!ぬっ、ぐぅ~>という様な声が入っている。

頬を赤らめ涙目になっているさまが目に浮かぶような声音
演出
作画
CG, 森の開けた場所で、夜空を見上げる奈岐

⇒奈岐が○秘ノートを抱えている事から、
穢れの調査に来ていた事が判る。
手前の草は額縁効果と遠近感を演出。
風に舞う草の浮遊感、色とりどりの星々、
光を纏った(まとった)様な縁取り方、奈岐の白い肌や髪が、
神聖な雰囲気を醸し出している。
そこに身体の小ささや、一部服装の幼さが加わる事で、
自然な無垢さをも強めている
補足
奈岐“「そんなこと……そんなこと、か」”

⇒家柄や利権などを、“そんなこと”と一蹴する
鼎の見方に、思う所がある奈岐 (2-1-6-1 演技)






2-4-3-1 2-4-3-2
状況
奈岐に寮まで送ってもらった鼎、
気付いたら消えている奈岐。
鼎、廊下で八弥子と奈岐との一件を話す。葉子登場
部屋に戻る鼎。由布がおにぎりを準備しておいてくれた
時間

場所
寮前 ~ 寮・廊下
寮・自室
設定
・去年、奈岐とペアに選ばれた子は一日中泣いた
⇒とは言え、結果として命は救われている

・末来さんから言われた、巫女になる事が
母につながるというのを、鼎は誰にも話していない

・葉子は寮の詰め所で生活している
伏線(大)
伏線(小) f15-2, 奈岐の技、“霞”(かすみ)

鼎“「気付いたら、またいなくなってるし……」

寮が見えるや否や、
もう向山先輩の姿は無かったような気もする。”

f14-2, 葉子の実力

葉子“「消灯前、廊下で立ち話をしてる悪い子は
誰ですか~?」

ひょこっと音も無く、葉子先生が曲がり角から姿を見せた。”
テキスト
疑問五, 奈岐の行動

“しかし、向山先輩はあんなところで何してたんだろう……

うーん、前も森の中にいたし……。”

穢れの調査

T1-13, 鼎の強い意志、母への想い

“やるだけやってみせて、それでもダメだったら、
その時は……。

ううん、そうなったとしてもまだ他に方法を探そう。

でないと、私がこの島に来た意味が無くなる。

鼎「とにかく今出来ることをやってみせます」”

(奈岐の棄権を受けて)
T16-1, 鼎のそういった知識

“そういえば、由布は念願叶って遠山先輩とペアになれたよね。

勢い余って食べられてなければいいけど。”

疑問六, 未来の帰郷理由

“でも、一度はその役目を終えたはずのお母さんが
どうして織戸伏の島に戻っていったんだろう?”

推論四, 巫女、穢れ、松籟会、それらを知っている母

“巫女の力と穢れと……松籟会っていう島を仕切る人達。

巫女に選ばれたなら、お母さんは全部知っていたはず。

穢れを祓う役目は命がけだってことぐらい分かっていたはず。”

T1-14, 鼎の強い意志、母への想い
T17-2, 消え入るような鼎

鼎“「確かめないと……お母さんが何をするために島に
戻ったのか、ちゃんと確かめないといけない」

行方不明から七年、死んだことにされた私のお母さん。

優しくて、強くて、正義感たっぷりで……

でも子供みたいに頑固で、融通なんてきかないから、
私を置いて飛び出して行っちゃった。

だけど、それでも――

すごく大きな心を持った人。
子供の私でもそれぐらいは分かっていた

鼎“「お母さん……」

形見半分、置き土産半分、お母さんがくれた勾玉を握りしめ、
胸元に抱き寄せる”

“「娘が会いに来てるんだよ……出てきてよ……」

一人がいけないのか、気を抜けば、声が震えてしまう。

奥歯を噛み締め、
まだ泣くときじゃないって自分に言い聞かせる。

それでも、しばらく目を開けそうに無かった。”
脚本
演技
演出
作画
補足






2-4-4-1 2-4-4-2
状況
御花会の活動、奈岐は欠席。暗に鼎を気遣う末来
模擬戦。鼎の力を感じ取る奈岐。敗北する鼎
時間
二十二日目・放課後
場所

設定
・直接戦闘を行うのが、荒魂を体現すること
・それを支えるのが、幸魂を体現すること

・由布の髪飾りは星霊石
・神住の耳飾りは星霊石
・八弥子が幸魂に回る事に同意済みの真琴

・相手の星霊石に触れることで、力の交信が行われる

・真琴の属性は炎(蒼)
・八弥子の属性は風

・大剣を片手で振るう真琴、優れた技量
・真琴は左利き
・縁子の扱う武術は、三輪流細剣術
伏線(大)
F2-4, 鼎の出生と勾玉の秘密

“押し黙った由布が髪飾りにそっと手を触れる。

アレが私の持っている勾玉と同じ、星霊石と呼ばれるもの……。

でも、形状は勾玉と違うし、それに何だろう……?

ざらりとした違和感が拭いきれない。”
伏線(小) f2-6, 勾玉の熱

“巫女の力は勾玉に戻り、
私の手の中で仄かに熱を放っていた。”
テキスト
T1-15, 鼎の強い意志、母への想い

“確かに無茶かもしれないけれど、でも「はい、そうですか」で
引き下がるように育てられた覚えは無い。”

(一人で戦うのは無茶だと、八弥子に釘を刺されて)

T1-6-3, 鼎の判断力 ※T17-3を参照(直後に反省している)

“まだ、まともに力を使いこなせていない私にとって、
それは無茶もいいところ……無謀すぎることかもしれない。”

⇒この後の描写では、無謀な鼎の姿が見られるが、
他の巫女候補の力をまだ目にしていない上、
奈岐の協力が見込めない以上、
自らを奮い立たせる必要があった。
既に二回、穢れとの実戦を経験している事からも、
勝利の可能性を僅かに見出せたのだろう

T1-16, 鼎の強い意志、母への想い

鼎“「お母さん見てて……私は絶対諦めないよ」

「だって、私はあなたのような頑固者の娘なんだから……」”

T15-4, 奈岐の洞察 ※脚本項参照

奈岐“「高遠――鼎、か」

「お前は結果が見えた勝負に何を求める?」”

T1-6-4, 鼎の判断力

“おそらく大きな原因は二つ。

経験の差がそのまま実力にあらわれていることと、
幸魂の存在が巫女の力を増幅させている。

一対となり初めて扱うことが出来る力……
これが本当の巫女の力だって、身をもって味わった。”

(神住に攻撃が届かない事を分析して)


T1-6-5, 鼎の判断力 / T17-3, 消え入るような鼎

“きっと恵の力――でも、今は防御を固めたらいけない。

中村さんの狙いは三輪さんが動けなくなること。”

“鮮やかな背負い投げ……決して、
剣や炎の力だけに頼らない武術を見せつけられた。

それに決め手となった巫女を守る一対の存在、
八弥子さんの風。”

“とても敵わない――そんな言葉が頭によぎってしまう。

まだ始まったばかりなのに、
ここまでの決定的な差があるなんて。”

“ただ闇雲に力を使うだけじゃダメ……それは
分かっていても、どうしたらいいんだろう……?

答えが見つからず、私の視線は気付くと
つま先にまで落ちていた。”

T10-5, 親子関係 / T17-4, 消え入るような鼎

末来“「怪我は無いようだね」”

審判を務めていた末来さんが私に歩み寄り、
いつもの如く、頭を撫でてくれる。

普段なら嬉しい気持ちになるのに、今は少し複雑。

鼎“「……今日の私、
末来さんに褒められるようなことしてません」”

末来“「そうでもないよ。 神住相手によく頑張った。
最後まで立っていられた。それだけでも充分」”

T17-5, 消え入るような鼎 ※T1-6-3参照

鼎“「…………」

自分の力を過信し過ぎたこと、
一対の力を見くびったこと。

反省すべき点が多過ぎて、とても末来さんの言葉を
素直に受け止めることが出来なかった。”

脚本
⇒T15-4は、鼎の敗北を先に示しておく事で、
その必然性を強めている。
つまり、読み手に鼎を道化者だと思わせない
ようにする効果がある。 (
5-2-1 脚本)
ただし、この時の奈岐は、巫女の選抜全体を
茶番だと見なしている感はある

⇒これまでは何とか危機を切り抜けて来たものの、
訓練された者を一人で相手にするには鼎は力不足。
人は困難を前にし、初めてその真価が問われる
演技
演出
作画
補足
・無茶だと言う八弥子
・出来る事なら鼎に戦って欲しくない由布
・驚き心配する恵
・嘲笑する縁子
・イラ立つ真琴
・鼎の覚悟を理解している末来
・棄権を推奨する神住、挑発され本気になる
・どこか気楽な八弥子
・他者と距離を置く真琴
・順風満帆の神住と由布
・そのやり取りに苛立つ縁子 {鼎と(神住+由布)戦後}

・真琴を追う八弥子
・神住と話す由布
・寮に帰る恵と縁子

⇒縁子達は、勝算は無いと諦めているのだろう。
八弥子は真琴に、自身に似たものを
見出しているのかも知れない。
神住達は順当に行けば確実に巫女に選ばれる為、
真面目に取り組む気にもなるだろう






2-4-4-3 2-4-5-1
状況
居場所が見つからない鼎、
慰める末来。逃げ出す鼎
先の模擬戦からの、一部始終を見ていた奈岐に遭遇する鼎
時間
二十二日目・夕
場所

設定
・奈岐のマントが、狼を模していると判る
・奈岐にとって、森は庭のようなもの
・奈岐、御花会の活動に興味は無いが、
今年の巫女候補の実力には多少興味があった
・神住は打算的な性格(奈岐曰く)
伏線(大)
伏線(小)
テキスト
T1-6-6, 鼎の判断力 / T17-6, 消え入るような鼎

“居場所が見つからない私は木に持たれたまま、
幾度目かになるため息を漏らしていた。

一人では決して勝ち目が無いことを
二度も証明されてしまった。

遠山先輩の巫女としての力、中村さんの武術……
とても敵わない。”

“一人で戦っても勝ち目すらなく、
家も血筋もよく分からないまま。

そんな私がこのまま学園にいても……”

F5-4, 他人の振りをする末来 / T10-6, 親子関係
f3-7, 末来と鼎の関係 / H4, 末来の決意


末来“「鼎、どうしてそんな顔をしているの?」”

“「よしよし」”

末来さんがまた頭を撫でてくれた。

ぎこちない微笑みだったけれど、その容姿からか、
どうしてもお母さんに重なって見えてしまう。”

⇒鼎の気持ちは解かっているが、
あえて突き放した。
前途多難な鼎の、母への想いが試されている

T1-17, 鼎の強い意志、母への想い

“鼎「ホント……何やってるんだろ、
私……しっかりしないと」

お母さんの勾玉を握りしめて、深呼吸を繰り返す

「しっかりしないと……」”
T15-5, 奈岐の洞察

奈岐“「高遠、何を項垂れている。力を使って二度目のお前が
遠山に負けるのは必然ではないか。勝てる方がおかしいというものだ」”

“「ああ見えて……遠山の奴は一切手を抜いていなかった」”

“「余裕を振舞ってはいるが、全力でお前の相手をしていた。
体裁ばかり気にする遠山らしいやり方だ」

鼎「でも、私……軽くあしらわれたような」

奈岐「そう見えるようにしただけだ。一人で挑んできたお前に、
一打でも喰らえば、恥をかくのは遠山だ」”

“「何が言いたいかというと、遠山の奴に本気を出させるとは、
思った以上の実力だな、高遠――と、私は褒めている」”
脚本
⇒ここでの回想の使い方は、全く基本的なものだが、
読み手にとっては数時間程も前に当たる為、
使い所をきちんと押さえていると言える。

数分前から数十分前の出来事を、逐一回想にする脚本は、
丁寧かも知れないが、読み手の記憶力を見くびっている事になる。
回想の使用法を見れば、その脚本家の実力や経験が見えてくる

⇒傷ついた鼎と同様に、読み手も傷心している。
目的を果たせそうにも無く、居場所も無く、途方に暮れている。
(T17-4)
そこに奈岐から、経験の差からして
敗北は必然であったと諭され、
(T15-5)
その上神住が全力であったことを教えられる。表面的な慰めでは無く、
知性認識を伴った真の理解が与えられ、本当の意味で励まされた
演技
演出
作画
補足






2-4-5-2 2-4-5-3
状況
引き続き奈岐に励まされる鼎、模擬戦の無意味さを説かれる 巫女になる事が母へ繋がるというのを話す鼎。
母親探しの手伝いを申し出る奈岐
時間
場所
設定
・奈岐のマル秘ノートには、歴代の巫女の名前と学年
伏線(大)
伏線(小) f6-4, 名簿の伏線

奈岐“「高遠と巫女の関連性を探るか?
だがしかし過去に高遠という巫女はいない。
これはどういうことだ?」”

f3-8, 末来と鼎の関係 / T10-7, 親子関係

“確かに末来さんとお母さんはそっくりな上、
名前まで似ている

偶然の一致だとしたら、凄い確率だし面白いとは思う”

f7-3, 見鬼

奈岐“「未来……未来、やはり無い。何故だ……?
だが、高遠は嘘を言っていない。
どこで何を違えている?」”

⇒まだ知り合って日も浅く、関係も深くない為、
見鬼によって見たのだと思われる。
この件は、プライバシーの範疇を超えている為、
見鬼を使うのは当然だろう

f11-3, 末来と櫻井の協力関係 / T15-7, 奈岐の洞察

奈岐“「学園長か……片倉末来、櫻井学園長……
どちらもくせ者か。だが、面白い話になってきた」

“「それに、これは根幹へ繋がる情報だと
私の勘が告げている。もう確信以外の何物でもない」”

“「確証が得られればと言いたいところだが……
松籟会が望む巫女に何かがあるとは思えない」”
テキスト
T18-1, 穢れの調査 / 疑問七, 巫女の力の使い途

奈岐“「前にも言った通りだ。巫女の力はかなりの体力を消耗する。
模擬戦などで使うわけにはいかない」

鼎「模擬戦などって……他にどこで使うんですか?」

向山先輩は目をを伏せて、フッと笑った。”

T15-6, 奈岐の洞察

奈岐“「高遠、今日の模擬戦を見て気付いたか?
今年は遠山と風間、禰津と中村のペアを競わせているつもりだ」

「遠山と風間を組ませている以上、禰津と中村は良くて練習相手、
保科と三輪はそれ以下の扱いになるだろうな」

「参加する限り、お前もだ――高遠」”

“奈岐「奴らの練習相手、もしくはそれ以下を務める体力など
無駄だとは思わないのか?」”

T1-18, 鼎の強い意志、母への想い

“巫女になり、お母さんに会う……その目的を違えないなら、
何を言われても、模擬戦に参加しないといけないのは確か。”

“「私は……お母さんに会いたいんです」”
T18-2, 穢れの調査

奈岐“「私には果たすべき使命がある――
それもいずれ話そう」”

“「ああ、森は早めに抜けろ。
その後、迂回して寮へ戻れ」”
脚本
⇒読み手は励まされるだけでなく、奈岐の愛らしさに癒される
奈岐“「な、何と言うことはない……
と、年上として当然のことだっ」”

⇒初めてお礼を言われたかのような初々しさ
“年上”という言葉に反して、
上擦った口調と幼さが大変微笑ましい
演技
奈岐“「届かないっ! 高遠、立ったら届かないっ!」”

⇒ここまでの、奈岐の格好付けたがりな所と、賢い所と
幼さを感じさせる所が、見ている者の心を掴んで離さない。
換言しよう、奈岐のあまりの可愛さに、誰もがハートを射抜かれる
演出
作画
補足






2-4-6-1
2-4-6-2
状況
奈岐と別れ、寮に戻る鼎。葉子に遭遇、励まされる。
自室に戻る鼎、迎える由布。神住も部屋にいた為、
気を遣い、部屋を出る鼎
廊下でガジに遭遇、八弥子の部屋へ。奈岐について話をする二人
時間
二十二日目・夜
場所
寮・ロビー ~ 寮・自室~ 寮・廊下
寮・廊下 ~ 寮・八弥子の部屋
設定
・私物は、ほぼ持ち込み厳禁
・ガジは、八弥子の飼い猫だが、寮には住みついているだけ
・八弥子のルームメイトだった子は、去年の奈岐のペア。
巫女候補からは脱落済み

・数十年前は、鬼子ならすぐに巫女に選ばれていた
・奈岐の力を見た者は、少なくとも学園ではいない(八弥子曰く)
・由布や神住、縁子の属性は見た目では分からない(鼎曰く)
・二人の鬼子がいるのは初めてかも知れない(八弥子曰く)
・八弥子には人を見る目がある(魂の形である属性も含め)
伏線(大)
伏線(小)
テキスト
T16-2, 鼎のそういった知識

鼎“「もしかして、取り込み中だった……?」

何となく由布に視線を向けると、
赤い顔で睨み付けられた。

由布「何の話よ。 模擬戦での立ち回りとか、
力のバランスとか、相談に乗ってもらってただけよ」

神住「ふふっ、一対として選ばれた以上、パートナーの
ことをより知ることも、また巫女としての務めです」

遠山先輩の言葉だけだと、
何か怪しい意味に聞こえそう。

それに、実際……ちょっと気を遣って、
という雰囲気が二人から滲み出ているようにも思える。”
T18-3, 穢れの調査

鼎“「そういえば、模擬戦で消耗したくない
って言ってました。 んー……向山先輩って何してるんでしょうか?」

八弥子「それはヤヤでも分かんないなー。ナギっち、
すっごく頭いいからみんなが思いつかないこととかしてそう」”

T19-1, 八弥子と奈岐

八弥子“「ナギっち、どんなところにも溶け込めるぐらい
頭いいのに、自分からそうすることを拒んじゃってる感じするの」

鼎「…………?」

八弥子さんの言葉を上手く捉えられず、私は顔を傾ける。

「流れる水はね、何にでもなれるかもしれないけれど、
自分から掴んで固くなっちゃうと――途端に不器用さん」

鼎「それって……氷のような?」

八弥子「そうじゃないかって、ヤヤはナギっちを見てて思うよ」

八弥子さんが向山先輩に持ったイメージは氷――
でも、冷たく人を拒んだ結果、それは氷になった。

魔法なんて言った自分が恥ずかしくなるぐらいに、
八弥子さんの答えは的を射ている気がする。”
脚本
演技
演出
作画
補足






2-4-7-1 2-4-7-2
状況
二度目の模擬戦。観戦する松籟会、頼継と昌次郎
松籟会の者に接近しようとする鼎、
割って入る頼継と昌次郎。それを引き離す奈岐
時間
二十六日目・放課後
場所

設定
・遠山家は、松籟会の筆頭でもある
・頼継は松籟会の一員でもある
・鼎と奈岐のペアを決定したのは頼継
伏線(大)
伏線(小) f7-4, 見鬼 / F11-6, 頼継の計画

頼継“「高遠鼎は自分の命を狙った松籟会の
老人が何を考えているのか、
それと――高遠未来のことを聞き出したいわけ」”

⇒間があるのは、
“姉さん”と呼びそうになったからだろう

f7-5, 見鬼

頼継“「久しぶり、向山奈岐。元気してたかな?」

奈岐「……答える必要があることか?」

頼継「社交辞令だよ。 誰もが僕とキミのような
感覚は持っていない。でも、その辺りの区別、
まだ出来ていないようだね」”

f7-6, 見鬼

奈岐“「行くぞ、高遠。 相手にするだけ時間の
無駄だ。コイツはお前をからかう気しかない」”

頼継“「ねえ、昌次郎、やっぱり考えがバレるよ。
嫌な感じだなぁ……きっと周りのみんなも
そう思っているんだろうけれど」”

“「昌次郎、どう思った。 あの二人のこと」

昌次郎「まだ向山奈岐は高遠鼎に
何も告げていないように思えます」

頼継「正解――さて、どうなるかな?
同じモノとして心配だよ」”
テキスト
T1-6-7, 鼎の判断力

“一人で戦う分だけ、もっと慎重に行くべきだった。”

“「でしょ? で、これでまた一つ勉強になりました」”

(恵と縁子のペアに負けて)

T15-7, 奈岐の洞察

“巫女の選抜は模擬戦であったとしても評価の対象になる。

その為に……松籟会の人達がここに来た。

でも、私達の戦いは一度も見ていないような?

そこまで考えて、三輪さんが不機嫌な理由が分かった気がする。

向山先輩が言った通り、松籟会の人達は宗家の組合せにしか
興味が無いんだ。

そして二人とまともに渡り合える中村さんと八弥子さんの
一戦を見学にやってきた。”

T1-19, 鼎の強い意志、母への想い / 推論五, 母を知る者

“私は右手でお母さんの勾玉を握りしめた。

私を島に入れることを拒み、命まで狙ってきた松籟会の人達、
今ならその理由を直接聞ける。

それにお母さんのことを知っているに違いない”

“こんなことをして、末来さんに見つかれば怒られるかもしれない。

でも、答えがそこにあるかもしれないのに……
立ち止まっていられなかった。”

疑問八, 神住は鼎を知っていた?

“松籟会の筆頭……遠山先輩の家も松籟会に?

じゃあ、もしかして遠山先輩も私のことを色々と知っていた?

でも、そんな素振りは……。”

⇒この疑問は少々だが疑心暗鬼になっている
脚本
⇒鼎の敗北という結果が見えている為、先にそれを伝え、
回想も手早く切り上げる。
解かり切っている事を長々と見せる必要は無い、適切な構成と言えよう
演技
演出
作画
補足






2-4-7-3 2-4-8
状況
奈岐に、頼継の危険性を説かれる鼎
母親探し、穢れの調査について
時間
場所
設定
・一度でも巫女を輩出した家は名家として優遇
伏線(大)
F9-12, 巫女の真実 / 推論六, 穢れ、巫女、母の行方に相関

“穢れの存在、巫女の力、お母さんの行方――勘でしか
ないけれど、全部が全部繋がっているような気がした。”
伏線(小) f7-7, 見鬼

奈岐“「高遠、悪いことは言わない。出来るだけ、
あの男に近づくな。必ず足をすくわれることになる」

鼎「それは……どうしてですか?」

奈岐「…………」

先輩は迷うように嘆息しつつ目を伏せる。

奈岐「鬼子を相手にするというのは……そういうことなのだ」

そして、返ってきた答えは歯切れの悪いものだった。”
テキスト
T18-4, 穢れの調査 / T15-8, 奈岐の洞察
f6-5, 名簿の伏線 / T8-6, 神狼伝説

奈岐“「高遠、巫女の力は松籟会の人間が仕組んだ
茶番の為にあるものではない。
本来は穢れを祓う為のものだろう」

鼎「それはそうかもしれないですけど、その穢れを祓う為、
模擬戦もあるんじゃないですか?」

奈岐「百歩譲って模擬戦を価値のあるものだとしても、
今の御花会や松籟会の考えに意味など無い」

「今の模擬戦は穢れを祓う為の訓練では無く、
それぞれの力を誇示する場となっている。
そもそもの趣旨が違うのだ」

「巫女候補は選ばれる為に模擬戦を重ねる――
選ばれる為だ。 その先にある穢れを祓う行為は二の次だ」

「彼女達にとって、巫女に選抜されることが
最重要視されている」”

“「高遠、私は巫女の力をもっと有効に使うべきではないかと
考えている。 模擬戦やらの茶番以外に、だ」”

“「先に、私の手の内を明かすと言ったな。
高遠にだけは私が模索している術を話しておく」”

“「――私は穢れを祓うことで根本的な解決を探している」”

“「毎年、巫女が選ばれ、儀式が行われているにも関わらず、
このように穢れの出現が止むことは無い」

「察するに儀式とやらは、過去に起きた厄災を抑える程度
なのだろう。それでは何の解決にもなっていない」

「だからこそ、私は根本的な解決策を望む」”

“「私は穢れを祓い、穢れの存在を調べることで、
その発生を止めることは出来ないかどうか――
その方法を探している」

「だが、見ての通り、穢れを払っても……その痕跡は、
足跡や樹木への引っ掻き傷程度しか残っていない」

「正直なところ、行き詰っていたわけだ」”

“「そこでお前の母親の話を聞いた。今までの記録に
名前を残していない巫女――
松籟会か学園が隠蔽した可能性が高い」”

“「奴らが、わざわざ隠すようなことだ。何かあるに違いない」

「高遠未来は巫女だった――そこから儀式や穢れに
関して分かることがあるかもしれないと、私は考える」

「だから、高遠、お前に協力したいと私は申し出た」

そう言った先輩の表情は真剣だった。

それどころか得体の知れない威圧感すら感じさせるほど、
先輩は真っ直ぐに私を見つめ続ける。

なんだろう、この感覚……?

怖気立つとはまた違う奇妙な圧迫感――。”

⇒この圧迫感の正体は、奈岐の決意にある。
神狼と同様、奈岐にも覚悟があった

T1-20, 鼎の強い意志、母への想い

鼎“「私、巫女になることを諦めるわけじゃないですから。
巫女になるように言った末来さんの言葉を信じてます」”

(奈岐に協力はするが、一つだけ言っておきたい、として)
脚本
演技
演出
作画
補足

 


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