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 諏訪 頼継

  (すわ よりつぐ)

  身長 : 172cm
   声  :
来栖川勇


 【共通部及び奈岐編】

  ・紹介

   若くして崎曄女学園の理事長であり、松籟会にも属する謎めいた青年。
   飄々とした性格で掴み所が無く、よく人をからかったような態度を取る。
   いつも飴を舐めていて、気分が高揚すると手を叩いて笑う。
   常に秘書である昌次郎と行動を共にしていて、戦闘時には彼に指示を出す。
   諏訪家は代々霊石を加工する技術を受け継いでおり、
   頼継が松籟会に属する事が出来ているのはその為でもある。

   力を発現させた鼎の処遇を決定する際、松籟会に手を回し、
   島に滞在する許可を与えさせ、学園への入学を許可した。

  ・核心

   鬼子として諏訪家に生まれる。通例では男の鬼子は間引かれる事になっていたが、
   それを救ってくれたのが未来だった。
   当時まだ子供だった未来が力を使い、諏訪家は大荒れだったという。

   奈岐と同じく、魂を見ることが出来る見鬼の業が使える。
   同じ鬼子として、奈岐のことを多少気にかけている。


   未来の意志を継ぎ、七年前に昌次郎ら本土の修験者と共に、
   黄泉の門へ完全な封印を果たそうとするが、

   松籟会の妨害と門からの瘴気にあてられ、昌次郎の属する安部一門を残して壊滅。
   未来が助けに来なければ、全員やられていたという。
   その際に礎となった未来を救い出し、同時に完全な封印を行う為、今日まで頼継は戦い続けてきた。

   門の封印が綻び始めた際には、昌次郎ら修験者達と共に穢れを掃討した。
   決戦前には、奈岐の星霊石を再度調整し、その力を限界まで使えるようにした。
   決戦時、末来と鼎を一対の礎とし、門に完全な封印を果たそうとするが、
   鼎に未来の姿を垣間見たことで、その可能性に賭ける事にする。
   鼎が封印を施すまでの間、穢れとなった未来を
   引き付けようとするが、昌次郎と共に取り込まれてしまう。

   だが穢れの力が弱まった際、内側からその動きを阻み、鼎を助けた。
   後日談では、末来を紡ぐのは自分の仕事ではないとし、
   変わる織戸伏を後にして昌次郎と共に旅立った。


 【八弥子編】

  ・核心

   七年前、本土から穢れを祓えるほどの者を集め、
   門に完全な封印を果たそうとするが、これに失敗する。

   その際、松籟会から命を受けた禰津家が、頼継らの粛清を行った。
   この時に礎となり犠牲となった未来を救い、
   今度こそ完全なる封印を果たす為、頼継は行動してきた。

   見鬼の事で奈岐が自身の部屋を飛び出した後、奈岐に接触し封印の真実を告げる。
   鼎を呼び出し、勾玉が封印に影響を与えるものとして、その使用を控えるようにと言う。
   また、その為に松籟会が勾玉を狙っているのだと伝える。
   そして、それを受けて真琴が鼎に迫っている事を八弥子に報せた。
   それからは奈岐や末来達と共に姿を隠し、松籟会の動きを注視し、封印への準備を整える。
   鼎と八弥子の霊石が真琴に奪取された際には、
   真琴の母親を病院から連れ出し、
交換材料として使おうとする。
   (ただし、この取引きを発案したのが三人の内で誰なのかは明らかではない)

   鼎達と社で合流した日の夜は、昌次郎と共に周囲の警戒に当たっていた。

   決戦日、島中に配した部下を蜂起させ、松籟会の指揮系統を撹乱した。
   祠にて無事に鼎達と落ち合う。広間へと至り、昌次郎らに指示を出し穢れを祓っていく。
   奥の間に到着し、鼎の支援を受けた八弥子が白い穢れを祓う。
   末来が門に触れ瘴気が溢れ出し、鼎が手を伸ばすが、これを制止する頼継。
   注連縄の巻かれた岩に勾玉を押し当て、全ての熱を解放する鼎。
   この間に頼継は未来と一言だけ言葉を交わす。
   “「頼継……ここまでしてくれて礼を言うよ」 「それが……望みなんだろう?」”
   これが、彼と未来が最後に交わした言葉であった。
   門が炎に包まれ、瘴気をも焼き払う。末来が門の向こうへと消え、炎が弾け、門が閉じる。
   頼継は未来の意志を継ぎ、遂に門に完全なる封印が成され、因習は終わりを迎えた。
   奈岐にこれで満足なのかと問われ、言葉を一つでも交わせたから充分だと答える。
   この後、アメリカに行きたいと頼継が言い、昌次郎はそれに応じた。


 【末来編】

  ・核心

   七年前、頼継は自分達だけで封印を行おうとした。
   それは、未来に鼎と一緒に外の世界で生きていて欲しかった為。(末来の言)

   見鬼の事で奈岐が部屋を飛び出した後、奈岐に接触し封印の真実を告げる。
   鼎を呼び出し、勾玉が封印に影響を与えるものとして、その使用を控えるようにと言う。
   また、その為に松籟会が勾玉を狙っているのだと伝える。
   そして、それを受けて真琴が鼎に迫っている事を、昌次郎を通じて末来に報せた。

   封印の事で末来を呼び出した所、鼎が一緒に来た事に対して末来に詰め寄る。
   末来が鼎に全てを話したという発言を受けて、
   未来が自身の姉であり、末来もまた鼎の親である事を告げる。

   末来は、それは鼎が知らなくてもいい事だとしていたが、
   頼継は、責任を口にするなら話すべきだという。

   これを受けて、末来と頼継は鼎に、鼎の出生の秘密と諏訪家、
   織戸伏という地、封印の状態について打ち明けた。

   封印に綻びが生じる前に末来を礎に戻す為、昌次郎に露払いを任せ、祠へと向かう。
   後を追って来た鼎を釘付けにすべく、昌次郎に足止めを命じる。
   鼎と勾玉の接近に反応した未来の魂が、白い穢れとして生成され、最も近くにいた頼継を襲う。
   駆け付けた昌次郎がそれを庇い負傷する。
   鼎の力を受け取った末来が穢れを祓い、瘴気に身を任せ、礎に戻る。

   頼継の制止を振り切り、剣を手に門に迫る決死の鼎。瘴気を炎で払い、門を斬りつける。
   (頼継の言では、未来と同じ事をしたという)瘴気の中に光を見出し、鼎は末来の名を叫ぶ。
   未来に、封印の方法を必ず見つけると約束し、
   光の中で鼎は末来に手を伸ばし、末来はその手を取った。

   後日談では、未来が頑張ってみせると言った通り、災いの前兆すら起きなかった。
   頼継は、松籟会と対立を続けながらも別の方法を模索していく事となる。


 【ネタ・他】

   いつも手にしている飴はチュッパチャッ○ス。飴の輸入業を営んでいる。
   その事業で成功して財を成し、あの手この手で松籟会の幹部及び学園理事長に就任。
   冬でもサンダルを履いている。昌次郎との関係は色んな意味で主従関係。
   笑い方を見れば分かるが、ミッ○ーマウスの中の人でもある。


 【戦闘】

   戦闘時においては見鬼の業と鬼子の知能を以って、昌次郎に指示を出すのが基本。
   頼継の支援を受けた昌次郎には、巫女を退ける程の力がある。

   決戦時に儀式の間に突入する際は、司令塔として車懸、鶴翼、鋒矢の陣などを用いた。


 【考察】

  ・礎と封印について

   結果

  封印の礎 門を閉じた者 封印の綻び
奈岐編・真  未来と末来による一対の礎 鼎 (共鳴)
奈岐編・通常 未来と末来による一対の礎 鼎・奈岐による真の一対 (和魂+荒魂)
八弥子編 未来と末来による一対の礎
末来編 未来による礎 無し 無(小)

 

   頼継の考え

  封印の礎 門を閉じる者 封印の綻び
奈岐編 未来と鼎による一対の礎 修験者 あるいは 巫女候補 (特に奈岐)
八弥子編 未来と末来による一対の礎 鼎 (一対 あるいは 単独)
末来編 未来と末来による一対の礎 鼎 (一対 あるいは 単独) 無(小)

 
  ・頼継の目的


   目的一, 未来の意志を継ぎ、完全な封印を果たす
   目的二, 未来を礎から解放する

    ※ 未来を礎から解放する際、封印の綻びが進行していた場合、鼎を礎にするつもりでいた。
    (奈岐編で描写され、末来編で判明する)


  ・奈岐編で、頼継は未来をどうするつもりだったのか

   解一, 礎から解放し、穢れとなった未来を祓い、魂を門の向こうへと還す
   解二, 礎から解放し、末来のように現世に留まってもらう 

    ⇒ 解二の可能性は小さい。その根拠は奈岐と昌次郎にある。奈岐編では、
      同じく鬼子である奈岐が鼎に対して見せたような、孤独から生じる悲壮で切実な想いを、
      頼継は昌次郎の存在によって克服していた。八弥子編と末来編において、
      綻びの進行が手遅れでない状態であった為、鼎を礎にしようとまではしなかった。
      未来に末来のように現世に留まってもらう事より、
      未来の鼎への想いを優先した結果の行動だと考えられる。

      言葉にはしていないが、頼継は未来や末来が、
      鼎を礎にする事を望んでいないのは解かっている。

      また、頼継の中では、未来は既に過去の人という認識が、言葉に顕われている。
      以上より、奈岐編で鼎を礎にしようとしたのは、
      あくまで綻びが手遅れになっていた為、仕方無くだと結論される。

    

      鼎
      “「あなたはお母さんのことが好きでしたか?」

     頼継
      「――――」

       理事長は僅かに驚いた表情を見せた後、優しげに微笑む。

      「ああ、大好きだったよ」

      その言葉を聞いて、この人は嘘を言っていないと確信が出来る。
      ただ、『大好きだった』という過去形が……頭に響いた。” (奈岐編10-2-3)


     頼継
      “「僕の目的は果たされ、ようやく封印は解かれた――
       この島に縛り付けられた姉さんを解放出来たんだよ」”


      “「……一度解かれた封印に対し、贄を捧げることだけでは、
       あの門を維持することは出来ない」

       「その禍根を断つ為、僕達は完全な封印を行おうとした。
       でも、それは失敗に終わり……姉さんが犠牲となった」

       「だから、今度は僕が姉さんを解放してあげたわけだよ」”

      “「そして片倉末来と……姉さんと片倉末来の間に生まれた忌み子、高遠鼎、
       キミを礎として完全な封印を行う」” (奈岐編 11-1-2)


        ⇒ これは、封印の綻びが進行して手遅れになった為、鼎を礎にする事が必要になった。


     頼継
      “「今は門の瘴気に取り込まれ、穢れた姿になってしまった。
       でも、完全な封印を行えば……救ってあげることが出来る」


        「穢れは全て門の中へ封じられるわけだからね」

         理事長がお母さんへ視線を向けながらそう語った。” (奈岐編 11-1-2)

        ⇒ この時、頼継は悲しげな目をしている。
          未来の穢れた姿に悲しんでいる事も含まれるが、

          未来の死を受け入れていると取る事も出来る。
          門の中とは、門の向こう側を指す。門の向こう側とは黄泉の事である。
          肉体から離れた魂は、生者よりも死者の側に属するものと考えられる。
          よって、礎から一度解放され、
白い穢れとして生成された未来を祓い、
          魂を門の向こう側へ還す事が彼の望みであったと考えられる。



     奈岐
      “「……禰津が事を起こせば、本格的に時間が無くなる。
       理事長の考えも正直なところ信用がならない」


     末来
       「目的は同じでも、彼はその過程に全てを置いている。
       だから、結局のところは変わらないよ、奈岐」


     奈岐
       「だからこそ、余計にだ」

     末来
       「でも、鍵はボクと鼎の勾玉にある」” (八弥子編 6-2)

        ⇒ “目的”とは、完全な封印。“過程”とは未来を礎から解放する事。
           この時の奈岐は、まだ人を信じる事が出来ずにいる。
           また、綻びが手遅れになるかどうかの瀬戸際でもあり、

           頼継が鼎を礎にする可能性を、奈岐は考えていた。
           実際、奈岐編ではそれが描かれる。



     頼継
      “「姉さんの魂が勾玉に反応していることに気づけたのは、幸運としか言いようがない」

       「手遅れになっていれば、僕は間違いなく彼女を礎に選んだ。
       完全な封印が姉さんの望みだからね」


     末来
       「封印の状態は?」

     頼継
       「夏までは持たない」” (末来編 5-2)

        ⇒ この発言から、頼継は鼎を礎にする事を望んではいないのが判る。
          未来がそれを望む筈が無い事を、当然頼継は解かっている為。


  ・完全な封印
  
   末来
    “「彼女は稀代の巫女だった。全ての穢れを祓い、
     この島を呪縛から解き放とうとした――でも、失敗してしまった」


     「ボクを……助けてしまったせいで、失敗したんだ」

    鼎
     「末来さんを……?」

   末来
     「あの場所には……穢れを生み出す危険なものがある。
     ボクを助けるために、彼女はその封印を解いた」


     「だから失敗した。それが一度目――そして、二度目。
     七年前、彼女はボクの代わりに封印を施しに行った」” (奈岐編 7-3-1)



   “頼継
     「キミが門を支える礎になればいい。完全な封印を行うんだ」

     「片倉末来というモノと、その分御魂でもあるキミが贄となれば、
     この織戸伏に存在する門は封印されることになる」


     「それは見鬼の業で見れば分かることなんだ。門を鎮める魂にあと何が足りてないか――」

     「力を持った巫女、複数の星霊石を扱える稀代の巫女……
     その魂を捧げることで、封印は完全なものとなる」” (奈岐編 11-N)



   頼継
    “「そんなことをしても封印は――」

    鼎
     「門を完全に閉じることが封印なら! そうすればいいっ!」

   頼継
     「…………」

   理事長が言葉を失った後、ハハッと笑い声をあげた。

     「あっはは、まるで姉さんを見ているようだよ……そんな力業で本当に通じるとでも?」

    鼎
     「通じさせてみせるよ。私とお母さんと末来さん、全員で抑え込むんだから!」” (奈岐編 11-N)


   “お母さんと末来さんを一対として――封印を完全なものとする。
    そのために残されたのは、私という力。” (八弥子編 10-2)



   末来
    “「完全な封印を行う方法――それはボクと未来が一対として封じること」

    「そして、その象徴である鼎が一対の巫女として門を閉じること」” (末来編 5-1)


  ・封印を礎無しで行う可能性について

   末来
    “「これだけの力が集中している今なら……でも、もう違う方法は取れない」”

      ⇒ 一度に全ての穢れを祓う事による封印の可能性は、
        未来がやろうとした事の延長にある。 (八弥子編 10-1)



  ・諏訪という名字

   “言”の文字が二つ入っている事から、言霊の強さを象徴している。


 【資料】

  WS000090


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